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私の美学は死と共にある

そう勝手に思う。病んでいる訳ではなく、価値観の話だ。昔から、唯一無二の友人と死について話をする。根底に流れる思考回路は変化することなく、ただ一向に同じ向きへと進行していっている。美しい物は、死が近い。例えば、細く華奢な女性。努力で食欲を抑え健康体重を遥かに下まわる体重でひらり、と風にさらわれそうな見た目は美しい。花。朽ちる時、花弁をまき散らす姿、妖艶で魅力を感じる。可憐な花もいつかは枯れる。硝子はもろく壊れやすい。割れてしまえば、物としての存在意義が消えて死が訪れる。これも崩壊があるからこそ、美しい。そう考えれば、昔から桜が愛でられてきた事は容易に共感できる事である、と思う。

(追記)2:41

煙草なんて、緩やかに死に向かう道具で最高だなぁ、なんて考えた。半年前は表現方法としては好きであったものの否定しかしていなかったが、観点を変えればまた見えてくる世界もかわるものだと実感した。