8:20

昨日テストが終わってそのまま買い物に行って、そのまま行き当たりばったりで友人の家にお泊まりする流れになった。ちょうど上下服揃えていたし、中身も偶然ユニクロ近くだったから買い揃えられた。そして、今友人宅でおはようございます、というところだ。夏休み初日。最高の一言。今日はこれから、リングをトンカン作りに行く。別の友人と。

サークルのことは、少し頭から忘れた筈だった。ただ今日見た夢がサークルの人で目が覚めて忘れちゃうようなそんな夢ではなかった。

例の想い人が夢に出た。居酒屋だった。左に想い人。右に告白をかましてくれた後輩くん。それで、私たちは、少し大人になっていた。後輩が社会人ではない雰囲気だったから、多分設定としては2年後3年後かなといったところだ。そこで、斜め正面にはかつてこの2人と一緒に鍋パを共にした先輩。その先輩と、想い人先輩が話してるのを横目に、私が後輩に向けてか、自分に向けてか、もういいんだよ。と言っていた。後輩は、驚いた表情で、えっ、いいんですか、本当に?と目を丸くしていた。私も驚いた。けれど、その時の感情では、すごく凪いでいてただ、過ぎた過去に想いを馳せる、そんな気分だった。まるで、本当に若かりし頃はそうだったけれど、今はそれぞれまた違う道を歩いていると言いたげなおばあちゃんみたいな気持ちでもあった。いつかそんな時が来るのかな、とか、先輩好きで、でも、今は前ほど焦がれることもなくなったな、とか朝から感情が忙しい気もするし、逆に静かになったようなところもあるような。なんだか複雑な気持ちだ。でも、初めて先輩が夢に出てきた。びっくりした。いや、なんか、じんわり驚いた。どちらかといえば、自分がもういい、って言ったことについての方が驚いていたから、よくよく考えれば先輩夢出てきてるやん。とか。いつか、笑いあってそんなこともあったね、とか笑い話に出来たらいいなと思う。連絡だって、自分からとらない約束をした。そうでもないと本当に動けなくなるから。いつも通り優しくて、優柔不断な彼はずっと返してくれると思ったから、自分からやめた。遊んでほしいな、ふつうに友人としてでもいいやって最近は思う。むこうは、そうしてくれるつもりだったみたい。きっともう、忙しい仕事でそんなこと言ってられないかもしれないけど。少し歳を重ねた先輩は、私が知らない人なのかもしれない。多分きっとそうだ。少し会いたいなんて思ううちは、もういいなんて言えないかもしれない。逆に言い聞かせるため隣で気付かれないように、でも気づいて欲しくて言ったのかな。

友人が寝てるベッド横の借りた布団で、そんなことを考えて朝が過ぎてく。