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深夜1時ごろ先輩が来た。アイスを持って。

お前想像以上に顔死んでんな、しかもやつれた?

そんな事を言いながらやってきた先輩は、家にあがると否や家を探索し始めた。いつもながら先輩、本当に距離感が謎。社会人、2年目なのに、とか思いつつ、アイスを冷蔵庫に勝手に入れているところを見ていた。頭が痛かった、低気圧で。全然頭が回らずぼーと眺めていたら、爽か、スーパーカップか、と尋ねてきて、スーパーカップ、と答えるとスプーンと一緒に渡してくれた。深夜1時。アイスを黙々と食べ始めると、うちにあった絵本を引っ張り出して最大級のツッコミを入れながら読み始めた。子供みたいな先輩だけど、妙に現実を突きつけるツッコミであべこべだから笑った。読み切った頃にはアイスがドロドロに溶けてしまったけど、食べきれなくて、先輩に後はあげた。眠くなって、先輩を家から追い出して寝た。目がさめると、財布が机に置いてあって、やったな、と思いLINEをいれた。忘れ物ですよ、先輩。

洗濯物を干して、学校にさあ向かおうと思ったタイミングで電話がかかってきた。ある意味いいタイミングで。すまねえ!今どこにいる?

なんとか最寄り駅で合流して財布を渡した後、私は学校近くで友人とご飯を食べる約束があったからすぐ別れた。慌ただしい朝になった。

昼ごはんは、油そばだった。久しぶりに食べた。たまにだから、美味しいと思った。また、食べたくなる日までさようなら。

そのまま学校に行って、本来なら5限まである授業が、サークルの説明会のせいで欠席になった。本来なら5年ほどかかると言われていた部費がなぜか1年もかからず降りてくるようになってホッと一息。ただ、やること管理することが一気に増えて少し焦った。いや、まだ焦っている。忘れないようにしないと、と思う。

明日までにやることが地味に残っているから、今日はそれを片付けて寝ようと思う。